社内ゾンビになりかけブログ

日系大手化学メーカーに1X年勤務し、ゾンビ化しつつある人

配属後しばらく①

 前の記事でも述べたが、配属されたのは川上研究の部署、であった。ブログ主はやる気に満ち溢れていた。

 

 ちなみに、今はシステムが変わっているが、ブログ主が入社した当時は、社員は”専門職”、”一般職”が分かれていた。加えて派遣社員もいた。一般職は、高卒、高専卒および、三流の当社が専門職採用の対象としていない大学卒、の社員であり、基本的には配属された地区から移動することはない*1。ブログ主は専門職採用であったが、配属後最初の1年くらいは一般職の先輩社員について、実験方法を学んでいった。

 

 この一般職の先輩によるOJTは、とてもよいシステムだと思っている。”専門職”、”一般職”という変な階級意識を持つことなく、自然に仲良くなることができたし、遊びにも連れてってもらった。東京の大学を卒業し、車の免許は持っていたものの完全にペーパードライバーであったブログ主に、丁寧に車の運転を教えてくれたのもこの先輩社員である*2

 

 さて、入社当時のブログ主に与えられた研究テーマは、ざっくりいうと新しい材料の開発、であった。イノベーティブな材料を創生すべく、フラスコスケールの実験を繰り返す毎日だった。当時は勤怠管理が緩やかな時代だったので、残業は20時間までつけてよいがそれ以外に、自己研鑽として自由にサビ残が可能であった。やる気あふれるブログ主は、朝は6時半に出社し、夜は10時くらいまでは働いていた。いつか自分が開発した材料に命名する、そのモチベーションがブログ主を駆動していた。

*1:当然ながら管理職への昇進も、ない

*2:ブログ主が車を買った後、夜中に飲み屋まで迎えに行くこともあった