ブログ主は国内の大手メーカー研究所に勤務する管理職社員である。
この時期になると、たまに目をするのが、「Fランからの大手企業就職」「逆転就活」というFラン大学生を勇気づけるふりをして闇落ちさせるブログやサイトである。
ブログ主はそれなりに親切な人間なので、Fラン大学生が叶いもしない夢を見て、貴重な就活の時間を無駄にしているのを見るのは忍びない。そこで、実際に採用活動にも関わっている立場から、大手企業の採用スキームをご紹介したいと思う。*1
23年卒の就活は、日系大手メーカーであれば22年3月からスタートする。各社が採用サイトをオープンし、就活サイトを通じてエントリーができるようになる。しかし、戦いは3月前から始まっている。各社が社員座談会、グループワーク、など色々な名前で学生と対話するイベントを開催しているが、ここですでに人事的な目線でチェックされているのである。*2 *3
さて、エントリー自体はAラン大学もFラン大学も自由にできるのであるが、その後の扱いには差が生まれる。考えてみてほしい、企業側には3月の解禁直後から膨大な数のエントリーシートが届くのである。一つ一つ内容なんて見てられるわけがない。そこで、大学名でソートして、説明会の案内を出すのである。企業側も優秀な学生の確保はかなり必死なのでよほど採用担当がポンコツでない限り、連絡は早い。逆に言えばエントリーしてからしばらく音沙汰なければ・・・まあ、なんだ、察してほしい///
Aラン大学の人たちのその後の流れは、5月までに説明会に参加し、6月選考が解禁になったら、2~3回面接を受けて、内々定が出される。*4
一方、Aラン大学だけでは予定していた採用人数に埋まらない場合がある。その場合は、B、Cラン大学に説明会の案内が行くようになる。*5ただし、Bラン、Cランになると母数が一気に増えるので、何らかの特殊能力は必要となる。TOEICスコア800オーバーとか、中国ビジネスやっているメーカーならHSK 6級とか。
なんか疲れてきたので続きはまた明日。