社内ゾンビになりかけブログ

日系大手化学メーカーに1X年勤務し、ゾンビ化しつつある人

国内大手メーカーでの昇進ステップについて

 業務多忙につき、ブログ更新ができなかった。

 この1年間に、ブログ主は課長に昇進し、順当に社畜人生の階段を上っていた。

 

 ブログ主はアラフォーの大手メーカー研究者である。大手メーカーの課長職で身バレリスク犯してブログ書いている人は少ないので、貴重な文献として扱っていただきたい。

日本の大手メーカー就職を望む、未来ある若者たちのために、以下に大手メーカーでの昇進ステップを紹介しておく。あくまでブログ主の観測内であるが、JTCと呼ばれる会社は業界によらず似たような昇進ステップになっている。

 

24歳: 順当に大学院を卒業したのであれば、この年で入社する。*1 *2

30歳: まだまだペーペーの一般社員。ただし、多くの場合一般職スタッフや総合職の後輩などを下につけられて、マネジメントのまねごとを任されるようになる。*3

35歳: まだ一般社員だけど、小さいプロジェクトなどを任されるようになる。多くの人がこのあたりで目の中の光を失う。

40歳: 早い人が残業代のつかないいわゆる管理職に昇進する。いきなり課長になる人もいれば、課長ポストがないため、“チームリーダー”、”研究マネージャー”など謎の肩書きがつけられるケースもある。大半がここまでに眼の光と頭髪を失う。*4

45歳: 同期の1/3程度が課長職にたどりつく。残りの1/3は国内外子会社に出向になる。残りの1/3は、社内で行く当てもなく漂流することになる。*5

50歳: 同期の1/4が部長になる。残りは課長でとどまるか、子会社出向か、ドリフターズを続ける。

55歳: 部長で残っている人は1/5くらい、他はどこ知れず消えていく。ドリフターズは透明な存在となり、一般人の視界に入らなくなる。*6

その後: 本社役員、子会社役員、おとぼけ課長、かりあげクン、などの人生を歩み、会社人生満了。

 

 どうですか?大手メーカーに就職したくなりましたか?

 めんどくさくなったので、この辺で。

*1:博士課程修了者であれば、28歳が入社年齢となるけど、入社後の扱いは修士卒とほとんど変わらない。変なプライド持たないほうがいいよ?

*2:これは“総合職入社社員”の話。採用HPで“ローカル採用”みたいな、言葉を濁したページから採用に至った人には関係の話です。

*3:マネジメントの“まねごと”なのに、権力を手にしたと勘違いして横暴にふるまってしまう痛い人がたまにいる。

*4:ちなみに、メンタル休職などをやらない限りこのポジションまではみんなたどり着く。

*5:出向には、ポスト待ちのポジティブな出向と、片道切符の出向がある。

*6:この年までに、複数の部署の部長職を経験しておく人は、さらなる出世の可能性を秘めた人なので取り入っておくとよい。