ブログ主は日系大手化学メーカーの研究所に1X年勤務する中堅社員である。秋になりそろそろ学生たちが就職活動について考え始める時期である。
ブログ主はこれまでにも何度もブログ記事で、”大手企業にはほぼ確実に学歴フィルターが存在する”と述べてきた。これは学歴フィルターにかからない学生には耳の痛い話かもしれないが、現実を受け入れて、自分が納得のいく就職活動を行ってほしい、と思い敢えて伝えさせてもらった*1。
しかし、もし学歴が今一つであっても大手企業に入る方法は、ある。一つは語学などの一芸である。これがあれば、少なくともフィルターのかかり具合は多少は上がる。
もう一つは、今大学の学部３年生で修士進学を考えている人にのみ有効な方法であるが*2、学歴ロンダリングをすることである。つまり卒業大学がショボかったとしても、より上位の大学院へ進学するのだ。教授推薦は、大学院の研究室にくるので、学部の大学がどうであれ教授推薦を使うことが可能となる。また、インターンシップの際も、足切りは大学院名で行われているのが一般的なので、上位大学院へ進学すれば大手企業のインターンシップへ参加できる可能性も高くなるのだ。ただし、学歴ロンダリングを使ったものは、大手企業に入社できたとしても”ロンダ”というあだ名で呼ばれることを、大学受験の際に大して勉強していなかった罰として覚悟して欲しい。大手企業の学歴選民思想は非常に厳しいものなのである。
